【外信コラム】
今月初め、国慶節(建国記念日)の大型連休の最中、北京市内の日本料理店で、日本人店主と中国人客が激しく議論を戦わせる場面に遭遇した。
テーマは「大型連休の間に出勤する従業員の給料」。中国では休日に出勤させる場合、1日につき通常の3倍の給料を支払わなければならないというのだ。否定派の店主と肯定派の客はともに興奮し、テーブルをたたき出した。
「連休からずらして休暇を与えればいい」「公共交通機関など職業の質によっては、休日に休むことで市民生活に支障をきたす」というのが、日本人店主の言い分。日本人的な思考では何の不思議もない。
13億超の人口を抱える中国だけに、連休中の行楽地はどこも地獄的な混雑を見せる。連休を外した方が休日を満喫できると思うのだが、中国人客は「周りが休んでいるときに働くのだから当然だ」「連休中に休まないと友人と一緒に旅行もいけない」と、とにかく自分が中心なのだ。
都市部出身のその客は「政府が決めたこと」「政府は国民を保護してくれている」とうそぶいた。その言葉を耳にした農村出身の従業員がつぶやいた。「政府の保護は農村には届いていない…」。1元でも多く稼ぐため休日出勤も断らない。貧富の格差の現実を垣間見た。(川越一)
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引用元:Perfect World rmt
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